本来ならば、松尾湿原では、ハッチョウトンボが有名です。しかし、9月の末となれば、もういない可能性が高く、半ばあきらめムードでシオカラトンボと遊んでいました。

そんな中、湿原の橋の草むらに何かトンボがいることに気が付きました。
・・・赤とんぼがいる。しかもかなり小さい・・・。
ハッチョウトンボか?

このときはハッチョウトンボがどんなトンボかすっかり忘れていて、小さい赤とんぼだとしか思っていませんでした。
草にしがみついてじっとしています。
ヒメアカネの斜め前顔1

300mmの限界まで近づくことができました。
ヒメアカネの後ろ斜め1-denoise

さらに300mmに×2エクステンダーを装着。
ヒメアカネの斜め前顔2-denoise
なんとか鮮明に撮影できました。

しかし、あとでわかったのですが、胴が黄色と黒の縞模様はハッチョウトンボではありませんでした。
尾の黒の斑点や羽の紋からどうやらヒメアカネではないかと思います。
まあ、これは赤とんぼの中では日本最小クラスのトンボなのでまあいいかと思います。

あと、何匹か撮影した中に、羽の黒い紋が大きい個体がありました。
これは、ヒメアカネではなくリスアカネではないかと推察しています。
リスアカネの前顔1
大きな黒い紋が羽の先端にあります。
横から見ても別の種類、ヒメアカネと固体の大きさはほぼ同じくらいで、リスアカネではないかと思います。
リスアカネの横の姿

HPでいろいろ検索した結果ですので、はっきりとはわかりません。

その後、一人女性が来たので、これらがいるところを伝えたときに、ハッチョウトンボではないとはっきり言っておられました。やはりここに来る方はしっかり知識を持っておられるのだなあと感心しました。

ちなみに私が参考にしたHPは、

http://www2.kobe-c.ed.jp/shizen/tombo/sympetrm/ident_ml.html
です。